



稲沢市祖父江町といってもピンと来ないですが、昔の中島郡祖父江町。今は合併で稲沢市になっています。
祖父江っていうと、随分と西の方のイメージがありますが、なんのことは無い一宮駅から10分少々のところ、卵を出荷している養鶏農家「歩荷(ぼっか)」さん。
この養鶏農家さん、どうやら中高の時の同級生がやっている!?
そんな情報を聞きつけ、当時親しかった友人同行で見学&再会に行って参りました。
何と、約20年ぶり。
この20年間、相当な紆余曲折を経て、こだわりの養鶏農家の道を奥さんと約9年前からスタートさせたとか。
こだわりの部分は、是非ホームページでじっくり見て頂きたいのですが、簡単に説明させてもらいますと、いわゆる“平飼い”というスタイル。
つまりは、放し飼い。
鶏舎は、よくあるトタンで塞がれた建物では無く、屋根以外は鶏網で囲われた程度の解放感。
太陽も風も十分にある環境の中で、自由に歩き回りながら、のびのび育っているのを目の当たりしました。
実は学生時代、アルバイトで鶏舎に設置する“自動給餌機”(つまり餌を配るロボット)のPRビデオの全国ロケをしたことがあるのだけれども、鶏舎内は極めての劣悪な環境は見るに耐えない状況でした。(しばらくは卵を受け付け無いくらい…)
何しろイヤな“匂い”がほとんどしない。鶏の糞は地面のバクテリア等が分解する…つまり雑菌や非常に少なく不潔では無いということ。
そんな中で暮らしているからストレスも少なく、ほとんど病気になることが無いとのこと。だから、抗生物質等の薬物投与も一切無し。
餌も配合飼料では無く、完全自家配合。つまり安全な餌のみを独自にブレンドして与えているのだとか。
彼によると、ここまでこだわった育て方を行っているのは、全国でも10軒未満なのだとか。
1ヶ月も持つという事で、たくさん買い込んで来ました。
そして、早速、卵ごはんにて!(比較の為に他の養鶏所の卵も食べ比べて)
いい卵は“濃厚な味わい”というイメージがありましたが、まったくの逆!
余りもの“あっさりさ”に拍子抜けするくらい…。
「これが本来の味わいなんだねー」と、暫し感嘆。
“すっきりキレイな味”そんな卵でした。
しばらくは卵料理が登場する機会が多そうですが、お付き合い下され。
(トッピィ松本)
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